もくじ
一人っ子家庭がペットを飼うと子供に起こる効果は?
イギリスのリヴァプール大学の研究チームの発表によると、『ペットを飼うことによって子供の情緒が安定する事や知的能力や社会的スキルを上昇させる可能性がある』ということが発表されました。
一人っ子の家庭で犬や猫等のペットを飼うと、心境に変化が出てくることでしょう。
ペットは、人間の様に自分で働いて生活をすることができないので、必ず誰かがお世話をしなければ生きていくことができないので、ペットと関わることで『責任感』や『命の尊さ』を学びます。
1 責任感が生まれる
ペットを飼い始めると必ずしないといけないことはペットのお世話です。
お世話をすることを、子供に任せることで子供の行動にも少しずつ変化が生まれてくることでしょう。
たえばワンちゃんで例えると、散歩につれていったり、遊んであげたり、お風呂にいれて洗ってあげたり、ブラッシングをしてお世話をしてあげないといけない、と自覚をすると自然と責任感が生まれてきます。
2 命の尊さを学ぶ
亀などの40年から50年くらいで長生きするペットではない限り、必ずペットは人間よりも先に死んでしまいます。
子供からみたら、ペットの死は今まで家族同様に過ごしてきた、ペットが死んでしまうことは、とても悲しい事だと思います。
ペットのお世話をちゃんとして大事にしていたからこそ、命に直面して改めて命の大切さが身に染みてわかるようになると思います。
3 思いやりの心が育つ
犬や猫などのペット全般に言えることですが、ペットにも感情があって人の感情も感じとることができると言われています。
ペットも自身に興味がなくて、愛情を注いでくれない人には、なつこうとはしてくれないものです。
その代わり、ペットに愛情をいっぱい注いで飼っていると、ペットもその愛情に答えてくれて飼い主から離れない、ベタベタになれているということもあります。
ペットと心を通わせて思いやりの心を持つことの大切さを学ぶことができます。
4 心のよりどころになる
幼稚園や学校で嫌なことや辛いことがあったときは、ペットは寄り添ってきてくれる大切な存在です。
親だと心配をして、そおっとしておいてほしいのに、色々と聞いてしまうことがありますが、ペットは何も言わずにそばに寄り添ってくれる、話しかけても聞いてくれるというだけでも、十分心が軽くなります。
ペットが近くにいるだけで、なんとなく安心するということもあるのではないでしょうか?
犬を飼うと子供が生まれる?
犬を飼うと子供が生まれるの反対の『ペットを飼うと子供がうまれない』と言う言葉のほうを聞く方が多いように思います。
例えば、ヨーロッパのイギリスではこんなことわざがあります
子供が生まれたら犬をかいなさい
子供が赤ちゃんの時は子供のよき守り手となるでしょう
子供が幼い時は子供のよき遊び相手になるでしょう
子供が少年期の時は子供のよき理解者になるでしょう
そして子供が青年期になった時犬は自らの死を持って子供に命の尊さを教える事でしょう
このことわざに似た言葉が日本のことわざにもあります。
犬は3日飼えば3年恩を忘れぬ、ということわざがあります。
このことわざの意味は、犬でもそうなのだから受けた恩を忘れるような恩知らずにはなってはいけない、ということです。
犬を飼うと子供ができるといわれている説は、諸説がたくさんあって説明がしきれないので、一番有名なイギリスのことわざを紹介しました。
ペットを飼うと起こる一人っ子の情操教育
ペット飼育をするのが教育に良いといわれている理由は、家庭にペットがいることで子供の感受性がとても豊かになるといわれています。
それは何か?それはペットと触れ合ったり遊んだりする中で言葉では表すことのできない、言葉では表すことのできない非言語のコミュニケーションが行われるためだといわれています。
海外の大学の研究では、ペットは子供の好奇心をも脳に刺激として伝わるので、脳の発達にも影響があるということが研究の結果からわかりました。
最近判明したことは、幼少期にペットを飼育している家庭とペットを飼育していない家庭で比べると、幼少期にペットを飼育している家庭の方が、免疫能力が上がるという研究結果も出てきました。
その中でも、犬や猫を飼育している家庭では風が引きにくく、アレルギーや喘息を起こしにくい体質になるということも研究結果として発表されました。
この様なペットを飼うとメリットはあるということが分かっても、犬や猫を飼えるほどのスペースが無いし、そもそもペットを飼うのに抵抗のあるお母さんやお父さんがいると思い
犬や猫を飼えるほど大きなスペースが無いことや、抜け毛などでお母さんやお父さんのペットを飼うハードルにもなっているかと思います。
子供一人で管理をする事や飼育をできるペットを紹介します。
一人っ子のペット飼育おすすめ
カブトムシ・クワガタ
カブトムシやクワガタは夏になるとペットショップやホームセンターで、1匹200円程度で手軽に購入する事が出来ます。
オスとメスで飼育を開始すると産卵をするところまで観察をする事が出来ます。
飼育に必要なものも少なく虫かご・腐葉土・昆虫ゼリー・隠れる木(公園などに落ちている、落ち葉や木でも大丈夫ですが、害虫がついている可能性があるためあまりお勧めすることはできません。)霧吹きです。
飼育方法は、虫かごに腐葉土に入れて大体半分くらいでちょうどよく、腐葉土に湿り気が必要で、朝晩に土が湿るくらい霧吹きで水分補給をします。
腐葉土を入れたら、昆虫ゼリーを2個くらい設置してカブトムシやクワガタを入れると飼育を開始する事が出来ます。
ハムスター
ハムスターは昨今の小動物ブームの火付け役にもなっているペットです。
ハムスターはその小さいフォルムから、愛らしい姿で年齢を問わず人気のペットです。
ペットショップでも1匹1000円程度で飼育グッズも多く、飼育をしている人も多いもで飼育の参考にもしやすいです。
例えば、長期の休みのゴールデンウィークやシルバーウィークに国内旅行に行くときのハムスターは、エサと水を用意していけば、2~3日程度の旅行なら出掛けることができます。
これがワンちゃんやネコちゃんだと、旅行先につれていくのならペットが可能なのか?等を問い合わせたりしないといけなく、連れて行かない場合は、ペットホテルなどのペットの預ける所の準備や予約をしておかないといけない、と言うのがワンちゃんネコちゃんを飼育する時のデメリットです。
金魚
金魚は色々なところで買うことができます。
ペットショップやホームセンターのペットコーナー等で、200円位の値段で売っています。
金魚にも色々種類があって、一般的な200円程度で買える和金から、一匹6000円位する金魚がいます。
飼育セットも色々買わないといけないって言うこともなく、ペットショップ等では金魚飼育セットという形で、水槽にカルキ抜き、エアレーションがセットになって、3000円位の低コストから飼育を始めることができます。
金魚の大きさは、水槽の大きさにあわせて成長をするため、小さい水槽で飼っていたら小さいままで、大きな水槽にサイズアップをしてあげると、また水槽の大きさにあわせて大きくなります。
小さい水槽で飼育する分デメリットもあり、水槽の大きさで成長を抑制している分ストレスがたまりやすくなって、早死にの原因にもなります。
メダカ
https://twitter.com/yasube052/status/1384966648248033286
メダカは、ペットショップで40円から300円程度で購入することができます。
金魚のように、水槽が必要とかはなく100円ショップなどで売っている、縦長のビン等でも飼育するとこができます。
ビンで飼育をする場合は、片手で持てるくらいビンが軽いため、水交換等も簡単にすることができて、子供と一緒にできます。
メダカは一年に、春と秋の二回産卵をするので、ペアで飼育をしていると産卵をするところも観察をすることができます、
犬を飼った場合の一人っ子の性格に変化はあるの?
アメリカの大学の研究で、多頭で生まれてきた犬と一匹で生まれてきた犬に分けて、生後性格の違いが出るのか?という調査をしました。
研究からわかったことは、多頭で生まれてきた子たちは兄弟のなかで喧嘩をしたり色々なことをして、やってはいけないことやっていいことを学ぶのに対して、一人っ子で生まれてきた犬は、飼い主のしぐさや行動を見ていて、飼い主の真似をしたりと、一人っ子で生まれてきたワンちゃん程飼い主に似るということがわかりました。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか?ペットを飼うことによって、色々なことを学ぶことができます。
ペットを飼育するにも色々とハードルや試練などがありますが、ペットがいることによって大変さが和らぎます。
ですが、ペットは学ぶ道具ではなく、命であり家族や兄弟であり大切な存在です。