もくじ
京都の五条大橋のたもと、東の河畔にあって「晴れた鴨川のほとりに建つ楼閣」の名を持つ創業1831年(天保2年)の風雅な老舗旅館です。
晴鴨楼では情緒ある純和風のお部屋でペットと泊まれるばかりか、お部屋では自由に過ごさせることができてくつろげます。
また、晴鴨楼はお部屋食なので、食事時でもペットと一緒にいられるのです。
京都の風情を味わいながらペットと泊まれる晴鴨楼で、大正浪漫に浸ってみてはいかがでしょうか。
古都の歴史を感じる木造建築の晴鴨楼
晴鴨楼っていう旅館なんだけど、ほんと綺麗だから見てほしい!
なんか物語に出てきそうじゃない? pic.twitter.com/Ktnc6ZFVcR— りゅかり@1日目 (@yukaringo128) October 16, 2018
京の五条大橋からほど近い大通りから道一本裏通りにある、昔ながらの風情の門構えには、「犬のマーキングお断り」の「犬矢来(いぬやらい)」があります。
でも大丈夫、晴鴨楼には小型のワンちゃんならば一緒に入れるので安心ですよ。
門をくぐって手入れがされた前庭を抜けると、ガラス入り引き戸の玄関があり、上がりかまちで靴を脱ぐと、今では珍しい下足番の方が靴を片付けてくれるのが新鮮です。
外出する際にこちらが黙っていても、靴を絶対に間違えずに出してくれるプロの技を堪能できますよ。
そして、玄関をあがった待合ではタイムスリップをしたかのような風景が広がっています。
お部屋に案内されるしばしの間、大正浪漫の雰囲気を味わえます。
晴鴨楼でペットと泊まれる和風のお部屋
今日、泊まる旅館!
晴鴨楼さん!
和風旅館でお部屋素敵ですにゃ! pic.twitter.com/2Bc5P35tWJ
— 胡夜(Ami intime)@黄ハム (@sikikoyoru) May 28, 2015
ペットと泊まれるお部屋はスタンダードタイプの和室で、体重7kg未満ほどの小さいワンちゃん限定ですが、お部屋の中で自由に放しても大丈夫なのが嬉しいですね。
木造りの大きな浴槽がある内風呂とウォシュレット付きトイレがありお部屋から出入りせずに過ごせて、すきを見てワンちゃんが飛び出してしまう心配がありません。
お部屋の設備には液晶テレビと無料の無線LAN、Wi-FiとUSBコンセントなどがあり、空気清浄機が完備されていて禁煙です。
お部屋のアメニティには次の物がそろえられています。
- タオルとバスタオル
- 浴衣
- 歯ブラシセット
- ヘヤーブラシ
- ドライヤー
- リンスインシャンプー
- 男性化粧品(ヘヤートニック・アフターシェーブ)
- 女性化粧品(乳液・ローション)
なお、お部屋に冷蔵庫がありませんが、飲み物はルームサービスで届けてもらえます。
ワンちゃんの手作りご飯を持ち込む際は、預かってもらえるかどうかを事前に相談してみてくださいね。
ペットと一緒に晴鴨楼のお部屋で味わう京料理
おはようございます 晴鴨楼にて朝御飯 pic.twitter.com/IQVKWJXAu6
— じゅーたく-Resurrection- (@JTKRelax) May 19, 2015
食事は全てお部屋出しとなり、ワンちゃんの様子を見ながら、中居さんが運んでくれる数々の京料理を懐石コースで味わえます。
献立は季節毎に旬のものが提供されますが、夏場の鮎とハモ、冬場の越前ガニなどはまず外すことなく味わえるほかに、旅館の名前にある鴨料理もよく出てきます。
そして朝食もお部屋出しで、最近では純和風の旅館でも洋食も用意する事が多いですが、晴鴨楼の朝食はしっかり純和風で、例えばこのようなメニューです。
- ご飯
- 味噌汁
- 焼魚(鮭)
- 茶碗蒸し
- 切り干し大根
- 炊きあわせ
- 揚げ出し豆腐
- 漬物
- しらすおろし
なお、ワンちゃんの食事の用意はありませんので、いつもの食べなれたドッグフードなどを持参して食べさせてあげてくださいね。
晴鴨楼の大浴場は樹齢400年の高野槇の木風呂
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大浴場の浴槽は樹齢400年とされる高野槇(こうやまき)が使われている浴槽には、肌に優しい人工温泉が張られています。
浴槽には四季折々の図柄カットのヒノキが浮かべられていて、ヒノキの香りが漂います。
風呂桶や風呂椅子も高野槇造りで贅沢な気分で入浴を楽しめますよ。
なお、大浴場に行く際にはワンちゃんはお部屋で留守番になりますので、ケージやキャリーバッグなどを持ち込んで、その中で待っていてもらいましょう。
十二単の衣装体験ができる晴鴨楼
前に行った、十二単着れる旅館の写真もプリント。
大きなサイズにしたからとても善き。 pic.twitter.com/vPo1U4NZNe— nao(●-●) (@cesare1475) December 17, 2019
晴鴨楼では宿泊者限定で十二単(じゅうにひとえ)の試着体験をさせてもらえます。
専門の担当者が着付けをしてくれて平安時代体験ができて、写真2枚を撮ってもらえてよいお土産話になるでしょう。
このようなアトラクションはとても珍しいので、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
夕食時間の中で30分ほどの体験ですので、ワンちゃんをお部屋で待たせておきましょう。
晴鴨楼にペットと泊まる際に気をつけたいこと
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トイレと無駄吠えのしつけができているワンちゃんでも畳になれていないなど、ふだんと違う環境では失敗することを想定して、マナーパンツやオムツをはかせておくことをおすすめします。
また、外出したり大浴場に行ったりする際に、お部屋にワンちゃんだけを残し、しかも自由にしておくと室内や調度品を傷だらけにしてしまうかもしれません。
自宅で使っているペット用品と一緒にケージやキャリーバッグなどを持参しておいて、留守番させる時にはそれらに入れるようにしましょう。
晴鴨楼では館内の移動時にほかのゲストに気を使うことをお願いしていますが、そのほかではワンちゃんを自由にさせてもらえます。
ただ、その事に甘えずに愛犬の管理をしっかりしてお泊りを楽しみたいですね。
晴鴨楼(せいこうろう)京都でペットと泊まれる老舗の宿・まとめ
晴鴨楼♪ すごく素敵な旅館でした♪ pic.twitter.com/4Jpd4Zjk
— 伊住拓哉 (@takuyaizumi) December 17, 2012
晴鴨楼はミシュランガイドの旅館部門で何度も四つ星をもらっていて、京都を訪れる外人観光客の間で注目されています。
また、晴鴨楼は懐石料理を部屋で味わえるペットと泊まれる宿として貴重な存在でもあり、京都旅行の機会があれば一度は泊まってみたい宿として人気のある旅館です。
ハイクラスな老舗旅館ですが、愛犬との京都旅行をお考えの飼い主さんにおすすめします。