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ペットと一緒に泊まれる宿　清涼荘

熊本県・阿蘇にある湧蓋山のふもとに広がる、わいた温泉郷に愛犬と一緒に泊まれる宿「清涼荘」があります。

一面に広がる棚田の風景を見ると、故郷を思い出す人も少なくないようで、福岡をはじめとした九州各県をはじめ、東京や北海道といった遠方の方も訪れるお宿です。

客室数も少ないこじんまりとした旅館ですが、全室和室な上に部屋の中ではワンちゃんを放しておけることもあり、愛犬家の利用も少なくありません。

食事はわいた温泉郷ならではの旬の食材を使った、四季の料理を楽しめます。

まさに大自然を味わうことができるというようなお料理の数々に、舌鼓を打つこと間違いありません。

温泉郷にあるお宿だけに、5種類の貸切温泉があり、それぞれに違った雰囲気でゆったりお湯を楽しめる趣向です。

ペットを飼っている方でも、一緒に連れてきて温泉を楽しめるのは魅力ではないでしょうか。

ペットと泊まれる宿 施設概要

充実した設備

大規模なホテルと違って、至れり尽くせりの施設がそろっているわけではありませんが、旅館らしく必要な施設はそろっています。

団体の宿泊も可能な宴会場をはじめ、大広間兼食事処、カラオケなどがあります。

温暖な九州の地で意外かも知れませんが、冬場に活躍する囲炉裏もあります。

冬場は雪が降ることもあるので、囲炉裏はうれしい施設でしょう。

愛犬もその暖かさに喜ぶはずです。

館内も自由に入れるワンちゃん

ペットと同伴できるお宿だけに、館内もわんこと一緒に自由に移動でき、立ち入り禁止になっている区画はありません。

ただし、お部屋以外の場所ではケージに入ってもらうか、だっこしてあげる必要があります。

他の宿泊客の迷惑にならないようにマナーを守れば問題ないでしょう。

愛犬を放し飼いにできる和室

「清涼荘」には全部で6室の和室があります。

どのお部屋も広縁がついていて、景色を見ながらのんびりくつろげるようになっています。

一番広いお部屋が10畳＋広縁で広々と使え、広縁からは岳湯の景色も見られる眺めのいいお部屋です。

10畳のお部屋は1室のみですが、メインとなる8畳＋広縁のお部屋は全部で4室あります。

いずれもちょうどいいサイズのお部屋で、部屋ごとに違った景色が楽しめる趣向です。

一番狭いお部屋が6畳＋広縁のお部屋で、1室あります。

こちらはカップルなど、2人での宿泊にピッタリな広さでしょう。

この6室のすべてペットの同伴ができるようになっています。

部屋の中ではわんこを放し飼いにしておくことができるので、ワンちゃんものびのびとお泊まりを楽しめるはずです。

自然と旬の食材を楽しめる食事

「摘草料理」と「地獄蒸し鶏」

「清涼荘」での夕食は四季折々の山野草を宿の主人が摘んできて料理する「摘草料理」が看板のお料理です。

その季節に採れる天然の山草・野草を天ぷらなどにして供してもらえます。

そのため、季節や時期によって料理の内容が変わります。

どんな摘草料理が食べられるのか、お楽しみというのがうれしいところです。

また、宿の温泉の蒸気を活かした蒸し釜で、時間をかけて蒸し上げた「地獄蒸し鶏」も名物です。

お箸でほぐれるほど柔らかく、脂が抜けてさっぱり、それでいて肉汁たっぷりの味わいが楽しめます。

豪華なコース料理も楽しめる

これらをセットにしたコース料理が3種類あります。

「地獄蒸し鶏と四季の田舎料理」コースは全部で14品。

名物料理が2つとも楽しめるほか、川魚の塩焼きなどもセットになったコースで色鮮やかで目にも楽しく、ボリューミーなコースです。

「陶板焼きと地獄蒸付田舎料理」コースは全部で12品。

肉汁の美味しさを楽しめる陶板焼きに地獄蒸し鶏が付いたコースです。

こちらも温泉郷の自然を堪能できる山野草の料理も含めて、たらふく料理を楽しみたい方向きのコースになっています。

定番コースが「四季の田舎料理」コースで、こちらは11品です。

「摘草料理」がメインのコースで、四季折々違った山野草を堪能でき、自然の素材を美味しくいただけるコースです。

それぞれ、宿泊プランとセットにできるほか、朝食のみの宿泊プランも用意されているので、旅行のプランに合わせて選べます。

ペットも食事には同席できることになっていますが、大広間で食べることを考えると、他の宿泊客がいた場合に迷惑になる可能性があります。

ですので、愛犬用の食事は別途用意してあげて、お部屋で食べてもらう形になります。

5種類の天然温泉かけ流し風呂

湯量が豊富な岳湯温泉のお湯を使ったお風呂が計５つあります。

露天風呂が2つ、内湯が2つ、家族風呂が1つとなっていて、すべて天然かけ流しの温泉です。

露天風呂「瀧の湯」は緑が豊富な景色を楽しめる岩風呂、「錦の湯」は時間によって表情が変わる自然の絶景が楽しめる岩風呂です。

内風呂「せせらぎの湯」はその名の通り、洗い場まで流れてくるかけ流しのお湯が楽しめるお風呂で、「日だまりの湯」は窓から見える景色が緑あふれる内風呂で朝湯にぴったりでしょう。

家族風呂の「極楽の湯」は脱衣所にベビーベッドが用意されるなど、ファミリー向けにくつろげるお風呂です。

いずれのお風呂もお客さんの数次第で、すべて貸切にすることもできます。

ワンちゃんは一緒に温泉を楽しむことができません。

お部屋でお留守番してもらうことになります。

ワンちゃんと泊まるときの注意点

「清涼荘」は上でも触れた通り、全6室のすべてでペット同伴可能になっています。

一緒に宿泊できるのは小型犬のみで、お部屋の中に限って放し飼いにすることができます。

同伴するために必要なこととして、

・予防接種・ワクチンの接種を済ましていること
・トイレのしつけがきちんとできていること
・無駄吠えしないこと

などです。

宿の方でワンちゃんが使うような備品は用意していないので、カラー（首輪）やリード、ケージ、バスタオル、足拭きタオル、消臭スプレー、粘着ローラー、食事・おやつ、食器など、自宅で飼っている環境をほぼそのまま持ってくる必要があります。

館内はだっこするかケージに入ってもらえば、自由に移動できます。

アメニティや備品、愛犬用の備品

お部屋の設備はテレビ、冷蔵庫、エアコン、お茶セットや湯沸かしポットと必要なものは揃っています。

アメニティですが、ボディソープ、石鹸、歯磨きセット、シャンプー、シャワーキャップ、ひげ剃り、くし・ブラシ、バスタオル・タオル、浴衣が用意されています。

ペットに関しては上でも触れたとおり、特に専用の備品はないので、自前で用意しなければなりません。

愛犬と行ける観光スポット

わいた温泉郷が割と奥まったところにあるせいで、「清涼荘」の近隣に観光スポットは特にありません。

ただ、この温泉郷は湯量が豊富なこともあって、温泉旅館のお風呂だけでなく、周辺の地面や道路、路肩など至るところから湯煙が上がっています。

そんな風景を、ワンちゃんと散歩がてら見に行くのもいいのではないでしょうか。

ペットを連れて温泉を楽しもう

わいた温泉郷が阿蘇周辺の温泉地の中でも特に奥まったところにあるので、都会から離れてゆっくりしたい人にはおすすめです。

上でも触れたとおり、周辺のあちこちから温泉が湧き出ているくらい湯量が豊富なので、温泉三昧したい、でもわんこも一緒に連れていきたいという方にはもってこいの旅館です。

料理とおもてなし、温泉について口コミでも高い評価が多いので、訪れてみてはいかがでしょうか。

「清涼荘」までのアクセス

電車を使う場合、JR豊肥線阿蘇駅下車で、杖立温泉行きバスに乗り換えて約50分のゆうステーションまで、またはJR久大本線日田駅下車、杖立温泉行きバスで終点まで行き、そこから熊本駅・阿蘇駅行きバスに乗り換えてゆうステーションまで行きます。

ゆうステーションからは岳の湯温泉行きのバスが発着していますが、本数が少ないので、事前に確認しておくのが無難です。

車の場合、熊本市からは阿蘇町から国道212号線を北へ30分程度、福岡・長崎方面からは、大分自動車道日田ICから国道212号線を阿蘇方面へ40分程度となっています。

福岡空港からは九州自動車道、大分自動車道と乗り継いで、日田ICに向かいます。