もくじ
ペットと泊まれる宿 「PICA富士西湖」
富士五湖のひとつで、富士五湖エリアで河口湖や精進湖と隣接しているのが西湖。
その西湖の湖岸のすぐ近くにあるのが「PICA富士西湖」です。
「PICA富士西湖」は富士五湖の恵まれた自然の中にあって、愛犬と泊まれる宿として愛犬家から支持されているお宿です。
「お宿」と言っていますが、ホテルや旅館のようにひとつの施設の中でお部屋ごとに宿泊するわけではなく、コテージやトレーラー、パオといった宿泊棟が建ち並ぶ欧米型のキャンプ場という形をとっており、全62室ある建物のすべてでペットと同泊可能です。
こうしたペット連れの宿泊客向けに大型のドッグランが併設されているほか、プライベートドッグランが付いているコテージもあり、わんこが窮屈な思いをせずにのびのび遊べます。
気軽にアウトドアを楽しめるよう、各宿泊施設が充実しているのが特徴の「PICA富士西湖」をご紹介していきます。
愛犬と泊まれる宿の施設
施設名 | PICA富士西湖 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
住所 | 〒 401-0332 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068-1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
入れる場所 |
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料金 | ■ 1棟:2名まで14,700円~ ※テントサイトなどもあり | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
温泉・風呂情報 | 男女別風呂 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
ペット宿泊 備考欄 | 小型犬: 1,800円 / 中型犬: 1,800円 / 大型犬: 1,800円 / 超大型犬: 1,800円 / ネコ: 1,800円 / 小動物: 1,800円 ※追加1頭+500円,オン・ハイシーズン1,500円 |
「PICA富士西湖」の食事
「PICA富士西湖」はテントサイトも含み、アウトドアを手軽に楽しむというコンセプトがあるため、お宿の方で食事は用意されません。
テント泊では調理用の備品などが一切ないので、普通のキャンプ村へ行ってキャンプをするのと変わりなく、自前でアウトドア用の調理器具を用意し、火起こしから調理まですべてやらなければなりません。
コテージなどでは、備品の差はありますが調理ができる環境はあるので、食材だけ用意して調理するようになります。
どの棟にもバーベキューグリルがあるので、夕食はバーベキューを楽しむのもいいのではないでしょうか。
また、一部の棟では朝食の食材を用意してくれる「モーニング Skillet」というサービスがあるので、これを利用するのもいいでしょう。
人の食事がこのようになっているので、わんこ連れで宿泊する場合も食事を一緒に楽しめます。
リードなどは必須になりますが、ワンちゃんと一緒に食事を楽しむことができるのは、飼い主にとってうれしいことでしょう。
宿泊棟によって違いがあるお風呂
「PICA富士西湖」は上でも触れた通り、ホテルのような宿泊施設ではなく宿泊棟を丸ごと貸し出す仕組みなので、宿泊棟によってお風呂事情が変わってきます。
例えば、トレーラーコテージであればトレーラーの中にシャワーが付いていますが、コテージの場合だと大きさやグレードによってシャワーがあったり、浴室があったり、何もなかったりとさまざまです。
入浴施設がない棟やテントサイトを使う場合は、敷地内にゲストハウスがあり、そこに無料の共同浴場があるので、そちらを使うことになります。
共同浴場も各宿泊棟も、温泉は引かれていない普通のお風呂になっています。
温泉を楽しみたい方は河口湖方面に日帰り温泉があるので、そちらを利用するといいでしょう。
ワンちゃんたちは共同浴場、宿泊棟の入浴施設ともに立ち入り禁止になっているので、「PICA富士西湖」では体をキレイにすることができません。
気になる方は、旅行前にあらかじめわんこの体を洗ってから来館する方が良さそうです。
PICA富士西湖のお部屋
上でも触れていますが、「PICA富士西湖」はホテルのようなお部屋単位での宿泊ではなく、コテージなど宿泊棟を1棟貸しする形です。
キャンピングカーを改装したトレーラーコテージをはじめ、中心となるコテージ、モンゴルの遊牧民が使うパオなどが宿泊棟として計62室用意されています。
それ以外にテントサイトもあり、こちらはテントなど自前で用意して設営し、場所だけ提供する形でアウトドアを楽しみます。
全宿泊棟でペットの同泊が可能ですが室内では放し飼いにできないので、ケージなどに入ってもらうことが必要です。
宿泊するお部屋によって、お部屋の設備が異なります。
トレーラーコテージデラックスでは、冷暖房をはじめトイレ、シャワーやキッチン、冷蔵庫、電子レンジ、各種調理器具が備わっているほか、テラスデッキやバーベキューグリルなども完備しています。
また、コテージデラックスでは冷暖房とトイレはありますが、お風呂はないので共同浴場を利用する形です。
冷蔵庫や調理器具が用意されており、キッチンではなくカセットコンロで調理するようになっています。
こちらではお布団で寝るようになります。
このように、お部屋でいろいろ違いがあるので、宿泊予約のときにはお部屋の設備や備品を確認するのがいいでしょう。
ペットと一緒に泊まるときの注意点
全棟でペットとの同泊可能になっている「PICA富士西湖」ですが、それなりにきちんとしたルールも定められています。
・敷地内では、リードなどを必ず使うこと
・室内にはケージや底のあるかごなどに入ってもらうこと
・敷地内の他のお客さんがいるサイト・建物周辺での散歩は禁止
・ゲストハウスや炊事棟など、公共スペースへは連れて行かない
・ペットにお留守番させて入浴や外出しない
・トイレのしつけがきちんとできていて、排泄物の処理を責任持ってすること
・予防接種(5種混合以上)や狂犬病の予防接種を受けていないワンちゃんは入場できません
・ヒート(発情)中のワンちゃんは入場できません
・噛みグセやケンカグセのあるワンちゃんは、口輪を使うなど予防するようにします
以上ですが、「PICA富士西湖」はわんこと一緒に宿泊できるというだけで、ペット専用の宿泊施設ではありません。
ペット連れではない普通のお客さんも宿泊に利用するので、その辺りを考慮するとごく当たり前のルールです。
トラブルなく楽しいお泊まりにするためにも、ワンちゃん連れの方はルールをきちんと守って宿泊に来るようにしましょう。
わんこ向けのアメニティは特に用意されていませんので、リードやカラーをはじめ、食器、トイレシーツ・トレイ、ケージ、シーツ、食事・おやつなど、普段使っているものを全部持ってくることになります。
愛犬が館内に入るときに使える足洗い場はあるので、屋内に入るときは必ず使いましょう。
備品とアメニティ
まず宿泊棟ごとの備品ですが、棟によって異なりますので、詳しいことはお宿に予約をとるときに確認してみてください。
テントサイト以外では、エアコンは全棟完備しています。
それ以外はまちまちで、冷蔵庫や電子レンジ、コンロや調理器具なども備えている棟もあれば、布団のみでほかにはバーベキューテラスがあるだけ、という棟もあります。
上でも触れた入浴設備やトイレも棟によって有無の違いがありますので、予約のやりとりの中でお宿から説明があるかも知れませんが、旅行の荷物の準備なども変わってくるので、確認しておきましょう。
宿泊用のアメニティですが、全棟共通で準備がありません。
ですので、タオル類やシャンプー・リンス、ボディソープ、歯磨きセット、浴衣やパジャマなど自前で用意する必要があります。
宿内にあるアクティビティ
樹海に挟まれる形で扇状に広がる敷地は広大で、単に宿泊施設が設置されているだけでなく、さまざまな施設が併設されています。
プライベートドッグランのあるコテージが1棟ありますが、その横に宿泊者向けの広いドッグランがあり、ワンちゃんも大はしゃぎすること請け合いです。
またMTBがレンタルされており、借りたMTBでアウトドアを満喫できるMTBパークがあります。
初級者から上級者向けにコースがあるので、自分のスキルに合わせてMTBを乗り回せます。
湖岸には桟橋があり、カヌー乗船体験ができるほか、こちらから釣りも楽しむことが可能です。
敷地内には湖とは別に釣り堀もあるので、カジュアルに釣り体験をしたい方は、こちらでトライしてみるといいのではないでしょうか。
宿泊棟で愛犬と気軽にアウトドア
「PICA富士西湖」はホテルや旅館と違い、テントをはじめとした宿泊棟でお泊まりするので、しっかりした設備で快適に過ごせつつ、アウトドア体験もできるお宿です。
ルールはいろいろ決められていますが、全体としては自由度が高いので、ワンちゃん連れで泊まりに来ても、不自由することはないでしょう。
むしろ、広大なドッグランなどがあるほか、自然の中での散歩体験ができるので、わんこにも飼い主にもいい体験になるのではないでしょうか。
「PICA富士西湖」へのアクセス
電車の場合は、JR中央本線の大月駅で富士急行線に乗り換え、河口湖駅で下車、
路線バスで「西湖民宿」バス停下車徒歩1分です。
車の場合は中央高速河口湖ICから15〜20分程度、
東名高速御殿場ICから東富士五湖道路経由で45〜50分程度、
富士ICからであれば50〜60分程度です。