もくじ
石川県 愛犬と一緒に泊まれる宿「Ninja旅音」をご紹介
建物の複雑な構造から別名「忍者寺」と呼ばれ、観光名所としても有名な妙立寺から徒歩1分のところに「Ninja旅音」はあります。
築70年以上経つ元和菓子屋の町家をベースに改築し、2階部分が宿として生まれ変わった建物です。
ですので、民宿や旅館、ホテルなどと違って、建物1棟をまるまる借りる形で宿泊します。
北陸の小京都として有名な金沢ならではの宿泊施設とも言えるでしょう。
そんなわんこ同伴可能なお宿、「Ninja旅音」をご紹介していきます。
ペットと泊まれる宿 施設
施設名 | Ninja旅音 |
住所 | 石川県金沢市野町1-2-1 |
料金 | 一泊 平日泊なら2人で10,990円(税込)〜 |
宿泊できるペット | 小型犬 中型犬 |
ペット宿泊料金 | 小型犬で1泊1,000円、中型犬で1泊2,000円 |
内装は快適に過ごせる今風の造り
こじんまりとして清潔なキッチン
倉庫になっている1階から階段を上がると2階の宿部分になります。
階段上がってすぐのところがキッチンです。
それほど大きなスペースではありませんが、IHコンロが2つ分と流しや冷蔵庫、電子レンジなどひとしきり自炊に必要なものは備わっています。
アイボリーをベースにした清潔なキッチンで、料理に自信がある人にはピッタリの設備でしょう。
ワンちゃんの食事を作ってあげている方なら、キッチンがあると重宝するのではないでしょうか。
ペット連れで連泊する人にうれしい洗濯機
連泊する人にうれしい設備が洗濯機です。
きちんと洗濯洗剤も用意され、物干しもあるので連泊してのんびり過ごす方なら、洗濯できる分衣類の荷物を減らせるので助かるはずです。
夏場など、汗で湿ったTシャツなどをすぐに洗って乾かすこともできるので、便利に使えるでしょう。
また、わんこを連れての連泊であれば、シーツなど洗える汚れ物が出てくるでしょうから、そういったものも洗濯しておけます。
今風に造られたシャワールームとトイレ
お風呂は残念ながら浴槽がなく、シャワーのみとなっていますが、シャワールームは窮屈ではなく、快適に過ごせる空間になっています。
トイレも外見とはまったくかけ離れた温水便座付きのシャワートイレで、こちらも清潔感があり、常にキレイに保たれた状態です。
ペット向けに簡単なトイレトレイが用意されていますが、予め用意してから宿泊する必要があります。
お風呂に関しては、徒歩圏内にスーパー銭湯があるので、浴槽に浸かりたい方はそちらを利用するのも手です。
ダイニングの壁から入る隠し部屋
ダイニングの押し入れの横は木製の壁になっているのですが、そこに不自然な蓋があります。
そこを開けると上階へ続く階段があり、屋根裏部屋に入れるようになっています。
近くに忍者寺があるせいでしょうか、日本刀や鉄杖などがあり、ちょっとした記念写真を撮るのにいいかも知れません。
わんこを遊ばせるのにも十分な広さがあるので、何かと使いでのある部屋です。
広々としたリビングや和室で愛犬ものびのび
「Ninja旅音」は横に長い建物で、階段を上がってキッチンに入ると、その両端にお部屋が全部で3部屋あります。
うち1室は広いリビングルームで木製のテーブルとイスが用意されています。
フローリングになっていて、全体に木を使っているせいか暖かみがあり、落ち着いた空間です。
和室は建物の両端に1部屋ずつ。
金沢の土壁をそのまま取り入れた「朱色の間」と「群青の間」になっていて、土壁がそれぞれ朱色と群青色に塗られています。
朱色は暖かみを感じさせる色調で、旅人に雪深い日でも暖を感じて欲しいという願いから使われているそう。
一方、群青色は落ち着いた色味で、その昔武士が好んで使った色とのこと。
中でも群青色は高貴な色として扱われ、旅人に最上級のおもてなしをするという思いから好んで使われたそうです。
ワンちゃんはケージで屋内に入りますが、屋内では放し飼いにできます。
最低限のわんこグッズもあるので、安心して同伴できますが、最低限のマナーは守って宿泊しましょう。
食事の用意はなし、自炊か外食
「Ninja旅音」は町家を1棟貸しする代わりに、宿のスタッフも常駐しておらず、食事についても宿の方で用意してもらうことはできません。
素泊まりが基本的な形になっています。
ですので、食材を街中で手配して自炊するか、飲食店街で有名な「片町」まで徒歩で行かれるので、外食を楽しむかという形になります。
一番近くのコンビニまで徒歩5分なので、コンビニ弁当で済ますこともできますが、せっかくの金沢ですから、それは避けたいところです。
片町は金沢で一番の繁華街で、「赤玉本店」「三幸」といったおでんの人気店や「いたる本店」「鰯組」のような海鮮居酒屋の人気店が軒を連ねています。
シーズンに行くと、食事の時間帯はどこも満席になることが多いので、外食をするのであれば、予め調べて予約してから宿泊するといいでしょう。
愛犬の食事も人と同じく宿の方では用意してもらえません。
普段使っている食器などと合わせて持参してお泊まりする必要があります。
外食する場合は、お店の中にわんこは入れないので、お宿でお留守番になりそうですが、同伴したい場合は宿の方で「ワンちゃんOKの飲食店」が載った小冊子がもらえるので、そこから探してみるといいでしょう。
ワンちゃんと泊まるときの注意点
こちらのお宿でも、ペット同伴で宿泊するときには基本的なところを押さえておく必要があります。
お宿の方では「室内犬で5種以上の混合ワクチンの接種、狂犬病の予防接種を毎年受けている愛犬」と指定されているだけですが、わんこに限らず「夜間は静かに」という注意があるので、「無駄吠えしない」ことも重要です。
また、簡単なトイレ用のトレイは準備されていますが、できれば普段使っているトイレシートを用意して、ペットがトイレのしつけを守れるようにしておくのがいいでしょう。
予約するときに、一緒に連れて行く愛犬の犬種と頭数をお宿の方に伝えます。
MIX犬の場合は体重も一緒にわかるようにします。
ワンちゃん用のグッズについては、一部貸し出しもしてもらえるようですが、ケージやリード、トイレシート、シーツや毛布、食事・おやつ、食器など普段飼っているのに使っている環境をそのまま持ってくるのがベターです。
あと、ワンちゃん連れで宿泊する人には関係ないでしょうが、お宿の方では動物アレルギーを持っている人の宿泊を勧めていません。
室内でペットを放し飼いにできるなど、自由にできるので、アレルギー持ちの人は反応してしまう可能性があるからでしょう。
ペットと宿泊 チェックインについて
「Ninja旅音」は1棟貸しのお宿だけの施設で、事務スタッフなどもいません。
チェックインのときは、金沢駅から徒歩4分のところにあるチェックインオフィス・crasco旅音に一度立ち寄る必要があります。
こちらでお宿の鍵の受け渡しや、お金の支払い、お宿までの案内などをしてもらいます。
16時までにチェックインできた場合は、宿まで荷物の無料配送サービスもあるので、荷物をチェックインオフィスに預けて、そのまま金沢観光に出かけることが可能です。
また、チェックインのときに宿で使うアメニティやペット用のグッズなどを借りてから宿へ向かう形になります。
借りたものはそのまま宿に置きっぱなしでチェックアウトできます。
わんこも有料、宿泊料金について
「Ninja旅音」は上でも触れましたが、素泊まりが基本で最大大人6人まで宿泊可能です。
大人2人の場合、平日泊なら2人で10,990円(税込)、土曜泊の場合は2人で12,990円(税込)となっています。
1棟貸しのため、長期連泊も可能です。その場合は1泊あたりの値段が安くなるので、予約の際に問い合わせてみるといいでしょう。
ペット同伴の場合、小型犬で1泊1,000円、中型犬で1泊2,000円の宿泊料がかかり、チェックイン当日に宿泊料を支払います。
愛犬と一緒に行けるスポット
お宿の周りだと、すぐ近くを流れる犀川のほとりがワンちゃんとの絶好の散歩スポットになっています。
お宿から徒歩3分で着けるので、いつもの散歩代わりにのんびり歩いてみるのも悪くないはず。
また、有名な金沢21世紀美術館も周辺の屋外美術展示の部分はわんこも自由にできるので、おすすめです。
ペットと一緒に入れるカフェもあります。
「ひきだしのなかみ」は金沢県庁の近くにあるカフェで、完全なドッグカフェではありませんが、ワンちゃんと一緒に食事やお茶を楽しめます。
「しっぽカフェ」は室内にドッグランもあるカフェで、中は広めの造りになっており、愛犬もゆったり過ごせるでしょう。
1棟貸しだからできる人もペットも自由な宿
古い町家を改造して1棟貸しできるようになっている宿ですが、中がモダンに作り替えられている分、人もワンちゃんものんびり過ごせるようになっています。
お宿の周辺もペットOKなところが少なくないので、安心してペットを連れて泊まれる宿です。
こういった古い町家では珍しくペットと同伴して泊まれる宿となっていて、愛犬家でも気兼ねなく宿泊できます。
町家一軒をまるまる借りるので、お宿にはスタッフが常駐していません。
その関係で、食事も用意されないので、基本的に外食する形になりますが、キッチンがあり、調理器具や食器などが用意されているので、自炊できるようにはなっています。
一般的なお宿よりは民泊のイメージに近いでしょうか。
施設名:Ninja旅音
住所:石川県金沢市野町1-2-1
問い合わせ:076-205-8092