もくじ
わんこと泊まれる宿「洋風民宿ひつじの詩」
広大な北海道のちょうど真ん中あたりに位置する上富良野。
その小高い丘の中腹にペットと一緒に泊まれる宿「洋風民宿ひつじの詩」はあります。
お部屋が3つ(うち1室は現在宿泊提供されていません)しかない小さなお宿で、ホテルのような立派な設備やサービスはありませんが、田舎暮らしの雰囲気をこじんまりと味わえるステキなお宿です。
キャンドルショップが併設されており、可愛いインテリアと相まって宿泊客にとても評判がいいのもウリのひとつです。
オーナーはいわば名物オーナーとして知られており、ペットに関して想いの強い方で、ペット栄養管理士、愛玩動物使用管理士、北海道動物愛護推進員などペットに関する資格や肩書きを持っています。
そんなお宿を紹介していきます。
ペットと泊まれる施設
施設名 | 洋風民宿ひつじの詩 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
住所 | 〒 071-0509 北海道空知郡上富良野町西9線北34号 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
入れる場所 |
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料金 | ■ 大 人 :2食付き 5,250円~ ■ 子 供 :2食付き 4,800円~ ■ 一泊料金補足 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
温泉・風呂情報 | 貸切風呂 (共用の普通のお風呂が1つ(一名ずつお使いいただきます)) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
ペット宿泊 備考欄 | 小型犬: 1,050円 / 中型犬: 1,050円 / 大型犬: 1,050円 / 超大型犬: 1,050円 / 小動物: 1,050円 / |
愛犬と泊まれる宿の食事
こちらのお宿はB&B形式での宿泊が基本プランになっているので、朝食はセットで用意してもらえます。
夕食は別途料金がかかりますが、予約しておけばきちんと提供してもらえるので、夕食もお宿で食べたい方は忘れずに予約をしておきましょう。
夕食・朝食ともにお宿の近くで採れた野菜を使った洋食になっています。

公式HP引用
特に上富良野町ではかみふらの豊味豚やふらの和牛を飼育しているほか、道内は鶏の飼育も盛んで、美味しいお肉が手に入るのでお肉料理はおすすめです。
お魚に関しては北海道全体で見ると漁業が盛んなので、美味しいお魚もあるのですが、お宿が内陸にあることもあって、特にオーダーがなければ生ものでは提供されません。
新鮮な生魚が食べたいという要望がある場合は時価になりますが、予約のときに伝えておけば用意してもらえます。
基本的なメニューは一般的なコース料理で、前菜、スープ、サラダ、お魚料理、お肉料理、ご飯、コーヒーや紅茶、ハーブティーとデザートという構成になっています。
食事はオーナーの手作りで提供されるので、メニューはその当日作り始める前までオーナーにもわからないということで、奇抜な味や変わった食材は使いませんが、地元の味が美味しく食べられるように料理しているので、提供されるまでのお楽しみというところです。
また、デザートはオーナーが東京でケーキ職人だったこともあり、本格的なお菓子を食べられます。
朝食はパンとコーヒー・紅茶をメインに、卵料理を使ったワンプレートのおかずに自家製のジャムが付いてきます。
パンは毎朝焼きたての自家製パンですが、宿泊人数によってパンの種類が異なり、大人数だと大きなパンも出てきますが、2人の場合だとプチパンが1人2〜3個といった具合です。
食事は基本的にテラス席に用意されますが、冬場は薪ストーブのある食堂でいただくほか、お部屋出しもしてもらえます。
ワンちゃんは食事の場所を問わず同席できるので、人の食べるものをあげたり、わんこが迷惑をかけないように注意だけ必要です。
ワンちゃんと泊まれる宿のお風呂

公式HP引用
こちらのお宿はこじんまりとした造りではありますが、お部屋で入浴できるようになっています。
2室のうち、1室は浴槽もあるお風呂でもう1室はシャワーのみの設備です。
どちらも部屋風呂ということで、他の宿泊客に気を遣う必要はありませんが、1人用のスペースなので、交代で入る形になります。
温泉は湧いていないので普通のお湯になりますが、車を使えば日帰り温泉もあるので、家族風呂ではなく広いお風呂を楽しみたい方や温泉に浸かりたいという方であれば、そちらを利用するのも手でしょう。
お風呂が1人用ということもあり、また抜け毛が詰まる心配もあるということで、わんこは立ち入り禁止となっています。
ワンちゃん用の入浴設備はないので、あらかじめ体をきれいにしてあげてから来館するのがいいでしょう。
ペットが自由に動き回れるお部屋

公式HP引用
上でも触れていますが、こちらのお宿には全部で3つのお部屋があります。
ですが、3室のうち一番狭いお部屋が「ワケあり」ということでお客さんに提供されていないので、2室のみ使っている状況です。
1つは母屋の1階にあるスイートピーというお部屋で、最大4人まで宿泊可能です。

公式HP引用
こちらのお部屋はシングルベッドが2台とダブルのソファーベッドが1台、シングルの折りたたみベッドが1台あるほか、4人掛けのイスと折りたたみテーブルが備え付けになっており、およそ10畳ほどの広さがあります。
玄関が独立しており、館内を行き来するのに一旦外へ出る必要があります。

公式HP引用
もう1室は離れのコテージでブルーベルというお部屋で、最大4人まで宿泊可能です。
こちらにはシングルベッド2台とシングルの折りたたみベッドが1台あるほか、座卓テーブルとイス2脚が備え付けられており、お部屋が8畳と水回りの区画が3畳ほどの広さになっています。
浴槽のついたスイートピーのお部屋を以前はおすすめしていたようですが、現在は水回りの工事をしたことで、キレイになったブルーベルのお部屋をおすすめしているようです。
コテージのお部屋はオーナーがすべて手作りしただけに、オーナーも母屋より愛着があるという話です。
ペットは屋内で放し飼いにすることができるので、お部屋の中では自由に動き回ることができます。
愛犬と一緒に泊まるときの注意点
ペットと同泊できるお部屋ですが、2室ともワンちゃんと一緒に泊まることができるようになっています。
お部屋のほか、館内はペットが自由に行き来できるようになっていますが、リードを必ず着用するように決められています。
受けいれ可能なペットですが、小型犬から超大型犬と猫、かごに入った小動物、小鳥、爬虫類などです。
大きさに関しては制限がありませんが、毒を持っているなど一般的に見て人に危害を与える可能性があるペットは宿泊不可です。
また、頭数に関しても制限はありませんが、あまり多くのペットを連れて来て目が行き届かない場合があるので、完全に管理できる頭数が宿泊できるとしています。
受けいれ条件ですが、
・その動物を完全に取り扱える人が必ず同伴すること
・犬は畜犬登録と狂犬病の予防接種と任意の混合ワクチン5種以上接種していること
・猫やそれ以外の動物については脱走しない方法で宿泊すること
・猫は安全のために任意の混合ワクチンを3種以上接種すること
・トイレのしつけがきちんとできているか、トイレの対策が万全なこと
・犬と猫については鑑札か迷子札を必ず装着すること
となっています。
他のペット宿泊可能なお宿に比べると若干細かい条件がありますが、動物好きのオーナーがペットのことを考えての条件なので、きちんとクリアしましょう。
お宿の方には60cm×90cmの屋根なしサークルがひとつ用意されていますが、それ以外にペット向けの準備はありません。
ですので、リードをはじめとして、毛布やシーツ、トイレシートや必要ならおむつなど、食器、食事・おやつ、消臭スプレー、粘着ローラーなど必要そうなものは持参する必要があります。
外出の際など、お部屋にペットだけのお留守番は禁止されています。
特に同伴と決められている食事の際などは、床で大人しくしてもらうことが必要になります。
床で落ち着かない子や他のわんこと合わない子は車で待っててもらうこともあるので注意が必要です。
お部屋の設備とアメニティ

公式HP引用
スイートピーのお部屋とブルーベルのお部屋では設備が若干異なります。
どちらも入浴設備はありますが、ブルーベルのお部屋はシャワーのみで浴槽はありません。
トイレはどちらにも付いていますが、ブルーベルのお部屋には加えて水回りに洗濯機が置かれているので、連泊する人は重宝するでしょう。
そのほか、空の冷蔵庫やテレビ、お茶セット、石油FFストーブ、エアコンが設置されています。
ストーブは無料で使えますが、エアコンは有料となっているので注意しましょう。
また、ブルーベルのお部屋には電子レンジも併せて設置されています。
アメニティですが、シャンプー、リンス、ボディソープとタオルがあります。
タオルはバスタオルより小さめなので、バスタオルは別途用意が必要です。
また、寝間着や歯磨きセットも準備がないので持参する必要があります。
愛犬と一緒に行かれる観光スポット
お宿の周辺には観光スポットや名所は特にありません。
ですが、お宿のすぐ横はラベンダー畑になっているほか、美瑛の丘やお花畑が徒歩圏内なので、ワンちゃんと一緒に散歩をしながら北海道の景色を味わうのもいいでしょう。
相談もできるペットに優しいお宿
冒頭でも触れましたが、オーナーは動物に関する資格や肩書きをいろいろ持っているほか、保健所に送られた犬猫をできるだけ保護してお宿で飼育しているようなペット思いの方です。
ペットの困りごとがあれば相談にも乗ってもらえるなど、人もさることながらペットに優しいお宿と言えます。
「洋風民宿ひつじの詩」へのアクセス
電車の場合はJR富良野線美馬牛駅から徒歩30分、美瑛駅からバスで深山峠バス停下車徒歩3分です。
車の場合は国道237号線深山峠横、沼崎道路を100m下った道路沿いにあります。