山村にひっそりと、隠れ家的「御宿飯山館」に犬と泊まろう。
高級旅館でもペンションでもない、そんな日本の原風景を感じるお宿。
人生で一度は、そんな日本の息吹を感じるような宿に泊まってみたいものですが、そういった旅館は犬と一緒に泊まるのはなかなか難しいもの。
そこでご紹介するのが御宿飯山館。
千曲川のほとりに広がる穏やかな城下町である飯山町にひっそりと存在する、とても小さな旅館です。
その純和風の日本を存分に感じることのできる佇まいは、海外にも人気は轟いていて海外の旅行客も多い旅館です。
里山の恵みをそのままに味わえるお部屋食のグルメもよし。
しかしなにより、おもてなしのぬくもりに触れるとリピートしたくなるそんなお宿です。
犬と泊まれる御宿飯山館
施設名 | 御宿飯山館 |
住所 | 長野県飯山市南町29-21 |
料金 | 5,500円~ |
宿泊できるペット | 小型犬・猫・小動物 |
ペットの宿泊料金 | 1匹1,000円 |
優しく懐かしいお部屋に愛犬と泊まれるお宿
御宿飯山館の良さは、なんと言ってもその温かい雰囲気。
一日中ほっこりとした雰囲気の中で、ゆっくりと過ごすことができます。
時間が止まったような感覚を味わえる、お部屋
30年前であれば、それはどこにでもある普通の旅館のお部屋。
しかし、今この時代にその部屋に入ると、そこだけずっと時間が止まっていたのではないかと思えるほどに古き良き日本の趣をしっかりと残した旅館のお部屋。
磨き込まれた時間が、鏡のようなツヤを生んでいるテーブル。
白いカバーのかかった座椅子。
吊り下げの電灯。
まさにそこに、かつての日本がそのまま残っているような、それだけで心がすっと落ち着くようなお部屋です。
犬も泊めてくれる素敵なおもてなしのお部屋
御宿飯山館は普通の旅館。
当然犬が泊まれるような施設ではなく、お宿のご厚意によって犬を泊めることができる様になっているのですが、そこは日本のおもてなし。
きちんと犬が安心して過ごせるようなおもてなしはしていただけます。
ただ、道具の準備やしつけは必須です。
あくまでお宿のご厚意であることを認識して泊まるようにしましょう。
それだけの価値は、あります。
犬も喜ぶ?雪国のお宿だからこそ嬉しさ倍増のおこた
御宿飯山館は信州の雪国のお宿。
そんな雪国のお宿だからこそ冬季間に楽しみになってしまうのが、和室に登場するおこた、つまりこたつです。
最近は家にこたつのない日本のご家庭も増えていますから、畳の部屋にこたつ。
良いですよね。
そしてこれこそが御宿飯山館の特徴でもあります。
おこたに限らず、四季それぞれに表情を見せる日本人の生活に根付いたおもてなし。
おこたひとつに、一年を通して堪能できるおもてなしの美学が隠されています。
里山の恵みを犬と泊まれるお宿で満喫する
日本の旅館多くは、どこに泊まっても京風会席。
そんな、日本の旅館あるあるには当てはまらない、地元の里山の恵みをふんだんに使った料理もまた、目玉です。
よくぞ日本に生まれかし!日本の食卓がココにある
御宿飯山館に泊まった方の口コミで、最も多いのが食事への絶賛レビュー。
しかし、○○牛のステーキだとか伊勢海老やカニといった、旅館の料理の定番がでてくるわけではありません。
でてくるのは、煮物、揚げ物、漬物、そしてほんの少しのお刺身。
どこにでもあるようなありふれた食事でありながら、おもてなしの心にあふれたその量と、素朴ながら素材を生かしたその味付けがリピーターを生み出す絶品グルメ。
まさに、日本の、日本人の食卓。
舌ではなく遺伝子で味わうと言ってもいい、日本で良かったと叫びたくなる食事です。
輝くご飯、そして旨い酒。
御宿飯山館の食事は宝石のようなラインナップ。
おかずの一つ一つは当然のこと、その目玉は小松荘平さんという稲作農家の方に生産者指定で仕入れているお米で炊いた白いご飯。
その味は、言うまでもありません。
さらに、長野県と言えばお酒。
地元飯山で絶大な人気を誇っている北光政宗という、長い時間変わらず地元の人達に愛されている地酒。
飲み飽きのこない淡麗辛口のお酒は肩のこらない日本の味。
お酒が好きな人も、あまり飲まないかたも、しっかりと楽しめるお酒です。
愛犬と泊まれる人気のお宿のほっこりお風呂
御宿飯山館のお風呂はこれといって言うことはない、普通のお風呂。
ただ、ある意味それが良いというのは言いすぎかもしれませんが、少なくともここは豪華な檜風呂や岩風呂が似合うような旅館ではありません。
もちろん、御宿飯山館のお風呂は貸切風呂でしっかりとリラックスできるようなお風呂ではあります。
しかし、ただのお風呂、そして、それだけで十分だと思えるのが、この宿の特徴です。
それはよそ行きではない、温かみ。
田舎に帰ってお風呂に入っているような、そんな気分が味わえるお風呂です。
犬と泊まる際の注意

公式HP引用
御宿飯山館は普通の、しかも小さな鄙びた旅館です。
あくまで犬と一緒に泊まることができるお宿であって、犬用に何かをしている宿ではありません。
そこをしっかりと認識して、このお宿を楽しみましょう。
・泊まれるペットは小型犬と猫を含む小動物、細かいことは宿へ連絡して確認してください。
・ペット同伴は全室可能、ただケージはありません持参しましょう。
・しつけは、トイレのしつけと無駄吠えのしつけは必須。特に威嚇や吠えかかりは絶対に駄目だということです。
・各種予防接種は必須、また、発情中の動物も受け入れできません。
・基本的にペット用のアメニティはありません、必要なものは全て持ってきましょう。
・宿で持参を推奨しているものは以下のとおりです。
(首輪、リード、食器、フード、おやつ、おもちゃ、トイレシーツ、粘着テープ、消臭スプレー、足拭きタオル、バスタオル、毛布やマット、ケージ、ゴミ袋)
・ペット関連のゴミは必ず持ち帰りましょう。ゴミの持帰りも宿泊の条件です。
・退出の際にペットによる破損や汚損の検査があります。
・汚損や破損に関しては後日請求がありますので爪などはしっかりとケアしておきましょう。
日本の旅館を愛犬と楽しめる幸せとともに泊まる
御宿飯山館 、それは日本を存分に味わえる旅館。
それは、よそ行きの日本ではなくて素顔の日本、そんな旅館を犬と楽しめるなんてこれほどの幸せはありません。
季節に応じて四季を感じさせるおもてなし。

公式HP引用
日本といえば四季。
四季を感じるというのは、日本人の心に深く刻まれる習性のようなものですが、最近それを感じなくなってきていると思いませんか?
しかし、ここでは、そんな忘れてしまった日本の四季が活きています。
もちろん、日々の食事にその時期の旬を用いた工夫がなされているのは当然のこと。
それだけではなく、年末年始であれば年越しそばにおせち、冬季間にしか販売されない地元特産のうお餅、他にも様々な四季を感じるおもてなしが待っています。
ああ、日本だなぁ、そんな気分になれるお宿です。
犬と一緒に飯山の自然を堪能してはいかがでしょう?

公式HP引用
四季折々、様々な表情を見せる長野飯山地区。
日本でも有数に自然の残された地域であるこのあたりの風景は、まさに日本の原風景と言うべき「故郷」を思わせる素晴らしい景観です。
そんな飯山の風景、ぜひ御宿飯山館に泊まって堪能してみてください。
もちろんワンちゃんを連れて。
それこそ、宿の周辺を散歩させるだけで、踏みしめる土の感触にワンちゃんもきっと喜ぶことでしょう。
観光ガイドいらず!飯山観光は宿の主におまかせ
御宿飯山館のご主人は自他ともに認める飯山の達人。
ただの観光地の案内だけではなく、飯山の自然や歴史などあらゆることに精通していますので、全くノープランで観光に来ても問題なし。
宿泊客の要望に合わせたプランまで組んでくれます。
観光は、地元の人に聞くのが一番。
でも、普通の旅行で地元の人に聞くのは難しいものですが、ここでなら、そんなディープな楽しみ方もできますよ。
近隣の観光スポット
北竜湖
ハート型のカタチがラブリーな北竜湖
神秘的な美しさを称える湖を眺めながら、ワンちゃんと散策を楽しむことができます。
湯たりと流れる時間に美しい鳥の声がなんとも言えません。
斑尾高原沼の原湿原
標高870メートルに位置する、珍しい高地の湿地。
それだけに、ミズバショウやリュウキンカなど他では見られないような珍しい植物を見ることができます。
冬場はまっさらな新雪をスノーシューで楽しむことも可能です。
斑尾高原パラグライダースクール
アウトドアスポーツのメッカである斑尾高原。
ここでは、他では珍しいパラグライダー体験ができるパラグライダースクールが開催されています。
独特の浮遊感は、なかなか味わえませんよ。
愛犬と一緒に何もしないをしに行く人気宿
御宿飯山館は本当に小さな古旅館、日本の優しいおもてなしの心に包まれた温かい旅館ですから、何かをしに行くのではなく何もしないをゆっくり堪能しに行くのも良いかもしれませんね。