もくじ
愛犬と泊まれる宿「ぎん鈴旅館」をご紹介
東京都の中でも自然に恵まれている奥多摩地域。
都心から2時間程度で着けて、美しい自然を楽しめるエリアですが、その中でも青梅市にある御岳渓谷の近いところに「ぎん鈴旅館」はあります。
宿の下を多摩川の上流が流れている自然の中にあることもあって、ペットと一緒に泊まれる宿です。
宿泊客の7割がペット同伴ということもあって、お宿の方も慣れているところがあります。
本業は旅館なのですが、「ぎん鈴旅館」では昼食時に営業しているお座敷食堂が全国に知られるほど有名で、北海道の音威子府から空輸して供される黒そばを目当てに訪れる方が大勢います。
こじんまりしたお宿ですが、御岳登山の拠点にしたり、奥多摩での観光を楽しむために使う方が多い宿です。
わんこと一緒に泊まれるだけでなく、全国的に有名な食事も楽しめる「ぎん鈴旅館」を紹介していきます。
「ぎん鈴旅館」の施設について
施設名 | ぎん鈴旅館 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
住所 | 〒 198-0173 東京都青梅市御岳本町177 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
入れる場所 |
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料金 | ■ 大 人 :2食付き 13,000円~ ■ 一泊料金補足 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
温泉・風呂情報 | 男女別風呂 (鉄鉱泉) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
ペット宿泊 備考欄 | ペットは無料 |
愛犬とのびのび過ごせるお部屋
お宿全体としては和室が全7室ありますが、そのうちの5室がペット同伴可能なお部屋になっています。
愛犬と同泊できるお部屋では、ワンちゃんは放し飼いにしておくことが可能です。
ペット同伴可能なお部屋の中にはあらかじめケージも用意されており、シーツなどを自分で持ち込めば自由に使うことができます。
部屋の大きさは違っていて、7室あるうちの3室にはバス・トイレが併設されていますが、それ以外のお部屋には付いていないので、お風呂・トイレともに共用のものを使うようになっています。
広縁はイスが2脚とテーブルが置いてあり、窓を開けるとすぐ目の前に多摩川を見ることができ、すべてのお部屋でとても眺めのいい景色を楽しむことが可能です。
わんこと同伴するお部屋では、この広縁の端にケージが用意されています。
食事はボリュームたっぷりの和食
上でも触れましたが、この「ぎん鈴旅館」は本業の旅館より、関東圏で唯一音威子府そばを昼食に楽しめる食堂が有名です。
そばの実を甘皮から挽いてそば粉を作るため、普通のおそばと違ってイカスミパスタのように黒いおそばになっています。
「秘伝」と言われているだけあり、北海道からわざわざ空輸して出されているおそばで、黒ければ黒いほど熟成が進んで旨みがあるという話です。
ざる天ぷらそばが特に人気です。
こちらはお宿の食事とは別で、食堂が開いていれば誰でも食べることができ、宿泊客も食堂のお客さんとして食べることができます。
旅館の方の食事は夕食・朝食ともに和食で、夕食は野菜の天ぷらや川魚の塩焼き、牛肉の鉄板焼きなど全部で11品前後供され、ボリュームたっぷり。
朝はお味噌汁やお魚、納豆や小鉢などで、旅館の朝食らしい和食をいただけます。
食事は本館の方でいただき、ワンちゃんは立ち入り禁止になっているので、人が食事をしている間はお部屋でお留守番です。
ワンちゃんの食事もお宿では用意されていないので、あらかじめ用意して、食べさせてあげましょう。
懐かしい雰囲気が楽しめるお風呂
全部で7室ある「ぎん鈴旅館」の和室のうち、3室は部屋の中にバス・トイレが併設されていますが、残りの4室はどちらもないので共同浴場を使うことになります。
内湯の方もそうですが、共同浴場もかなり年季の入った造りになっています。
昭和の香りが漂うレトロな雰囲気満載で、50代以降の方であれば昔の家のお風呂はこんな感じだったなぁ、と懐かしく感じるかも知れません。
お湯は温泉ではないので、内湯では蛇口をひねってお湯を溜めて使うタイプです。
本館にある共同浴場はそれほど大きくなく、3人程度でゆったり入れるくらいの広さです。
男女それぞれに共同浴場があるので、入れ替えや時間などを気にせず入ることができるでしょう。
ワンちゃんは内風呂、共同浴場ともに入れないので、宿泊の前にあらかじめ体をきれいにしてあげてからお泊まりするといいでしょう。
愛犬と泊まるときの注意点
上でも触れましたが、「ぎん鈴旅館」は小型犬から超大型犬、猫、小動物まで一緒に宿泊できます。
受けいれ頭数にも制限がないので、余程多頭数だと難しいかも知れませんが、常識の範囲内であれば問題なく受けいれてもらえるでしょう。
いずれにせよ、ペット同伴の場合は事前にお宿と打ち合わせが必要なので、旅行代理店を通した場合でも、直接お宿に連絡を取る必要があります。
愛犬を一緒に泊める場合は
・トイレのしつけがきちんとできていること
だけがお宿から提示されています。
とは言え、マナーとして
・ワクチン・予防接種を受けさせること
・無駄吠えしないこと
は飼い主の方できちんとしておく方がいいでしょう。
屋内で飼っている犬はリードを付ければ館内を自由に行き来できるほか、お部屋では放し飼いにしておくことが可能です。
屋外で飼っている犬の場合は、一緒に宿泊は可能ですが、敷地内にあるペットホテルの方へお泊まりすることになります。
お部屋の方には特にペット用の備品はないので、普段家で使っているケージや食器、トイレシーツ、毛布・シーツ、食事・おやつ、消臭スプレー、粘着ローラーなどを持参して、自宅と変わらない環境にしてあげるといいでしょう。
外から戻ってきたワンちゃんや入館手続き前のワンちゃんのために、ペットの足洗い場と雑巾は用意されています。
「ぎん鈴旅館」の備品とアメニティについて
各部屋ごとにテレビ、エアコン、電話、洗面台、ポットなどが備え付けられています。
また、全7室のうち3室はバスとトイレも部屋の中に併設されているので、共同浴場に抵抗のある方はこちらの部屋を選ぶといいでしょう。
アメニティですが、フェイスタオル、歯磨きセット、シャンプー、リンスなどが用意されており、浴衣類の貸し出しも可能です。
愛犬と一緒に行ける観光スポット
御岳渓谷遊歩道
お宿のすぐそばを流れる多摩川上流ですが、御岳渓谷と呼ばれるエリアで、ここには渓谷に沿う形で遊歩道が整備されています。
宿からも歩いてすぐなので、散歩がてらにぶらぶら歩いてみると、渓谷の気持ちいい風に吹かれて景色を楽しめるでしょう。
御岳本町運動広場
観光スポットというよりは、近隣住民がスポーツをするための広場ですが、お宿から歩いてすぐのところにあり、イベントなど特に何もしていなければ、わんこを入れてドッグラン代わりに使えるでしょう。
公共施設なので、マナーを守って利用したいものです。
琴平滝
宿からすこし歩きますが、宿の前を走っている国道411号線から橋を渡って都道201号線に入り、少し進むと小さな橋がかかっていて、その橋の横に琴平滝という石碑の建った階段を上がっていくと、たどり着けます。
滝までは車で入れないので、ここも愛犬との散歩で来るといいでしょう。
落差が4m程度の小さな滝で、水量もそれほど多くはないので滝としては大迫力というわけではありませんが、苔むした岩に囲まれた場所なので、たどり着けば落ち着いた空間にいられます。
御岳苑地
お宿のほぼ対面にある駐車場と遊歩道のある広場です。
遊歩道から渓谷に降りることができ、こちらもわんこを連れて散歩がてらに来ると良い場所です。
秋の紅葉の季節が特に有名な場所で、紅葉が集中しているエリアでは見事な紅葉の風景を楽しめます。
夏場はこれらの紅葉エリアは緑のエリアとして涼しげな風景を演出してくれます。
渓流に降りればニジマスやヤマメが釣れる釣りポイントとしても有名な場所になっています。
レトロな空間を楽しめるお宿
建物は非常に年季の入ったもので、清潔に整えられていますが、見た目や内装をキレイに整えた旅館と違い、昭和の香りがそこかしこに漂うレトロな雰囲気の旅館です。
田舎の実家に帰ってきたような気分を味わえるはず。
ロケーションの良さと相まって、わんこを連れてきて一緒にあちこちを散策するのにピッタリではないでしょうか。
また、旅館もさることながら、秘伝と言われる音威子府そばを堪能できるのも魅力で、お宿の情報よりも音威子府そばの情報が多いくらいです。
「ぎん鈴旅館」へのアクセス
電車の場合は、JR青梅線の御岳駅から歩いて5分という好立地です。
青梅線へは東京からでも中央線特別快速で青梅線を経由する電車があるので、それを狙えば乗り換えなしで来られます。
車の場合は、中央自動車道の八王子ICで下車して1時間程度走った場所になります。
八王子までなので、都心から走ってもそれほどかからずにお宿に着けることでしょう。