犬の毛玉を放置しても大丈夫?対策やほぐし方をご紹介

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愛犬に毎日ブラッシングをしてあげていますか?

面倒くさいからとブラッシングをサボっていると、短毛の犬でも毛玉は簡単にできてしまうのです。

そして、「まあ、別に嫌がっていないからそのままでもいいや」などと放置しておくと、毛玉が原因で犬に病気を起こすこともあります。

ここでは毛玉ができる原因や、取り除く方法などをご紹介します。

 

犬の毛玉はなぜできるの?

ワンちゃんに毛玉ができてしまう原因には次のことが考えられます。

  • ブラッシングがきちんとされていない
  • 毛がこすれ合う部分がもつれて固まる
  • 汚れがこびりついて固まる
  • 静電気によって毛がもつれて固まる
  • シャンプーの後のブローが足りず濡れ残った部分が固まる
  • 首輪や服などを着けっ放しにしていて怪我こすれて固まる

この中で一番の原因は日々のブラッシング不足と言われています。

全身が毛で覆われているワンちゃんは、ちょっと油断するとすぐに毛玉ができてしまうのです。

特に春と秋の換毛期では毎日こまめにかけておかないと、毛が短いワンちゃんでも抜けた毛が他の毛に絡まってすぐに毛玉ができてしまいます。

そして、そのまま放置しておくと毛玉ができた場所が痒くなることがあり、ワンちゃんがそこを掻くことでさらに毛玉が大きくなってしまうことがあるのです。

 

毛玉ができやすい犬は?

体毛が長いワンちゃん、さらに毛の質が柔らかいワンちゃんや天然パーマのワンちゃんも毛玉ができやすいとされ、次のワンちゃんたちができやすいとされています。

  • ポメラニアン
  • シー・ズー
  • プードル
  • ヨークシャー・テリア
  • マルチーズ
  • シュナウザー
  • コッカー・スパニエル
  • ゴールデン・レトリーバー
  • バーニーズ・マウンテン・ドッグ

 

毛玉ができやすい犬の部位はどこ?

よく動かす次の部位では、毛が触れ合うことで絡まりやすく毛玉になりやすいとされています。

  • 耳の根本や後ろ
  • 前足の脇部分
  • 後ろ足の股の内側
  • お尻の周り

また、いつもよだれを垂らしているようなワンちゃんは胸のところに毛玉ができやすくなるので、こまめにふき取ってあげましょう。

 

犬が毛玉を吐くことがあるの?

ネコちゃんたちがよく毛玉を吐くことは知られていますが、ワンちゃんも毛玉を吐くことがあります。

ネコちゃんは頻繁に身体を舐めて毛づくろいをしますが、そのたびに抜けた毛を飲み込むので、本能的に胃の中に溜まった毛を吐き出しています。

しかしワンちゃんの場合はそのような習性はなく、たまたま飲み込んでしまった毛を胃が異物と認識して吐くために身体に負担がかかるとされています。

 

犬の毛玉を放置するとどんな病気になるの?

毛玉をそのままにしておくと、ワンちゃんにとって不快なだけでなく苦痛や病気になる可能性があります。

 

皮膚が傷つき、炎症を起こすことがある

毛玉ができるとその部分の皮膚が引っ張られたようになり、動きを妨げて歩きにくそうにしたり、痛がったりするようになります。

さらにそのままにしておくと、皮膚が傷つき割けるなどして傷口ができ痛がるようになるばかりか、そこから細菌が入り込んで炎症を起こすことがあるのです。

 

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皮膚の汚れが隠されて取れなくなる

毛玉の裏側の皮膚の汚れが残るようになると、こびりついてシャンプーをしても取れなくなります。

また、毛玉の中に入り込んだシャンプーがすすぎきれないで残されることにもなります。

それらが原因となって皮膚に炎症が起きることがあるのです。

 

皮膚が蒸れて不衛生になる

毛玉は通気性がわるいためその下の皮膚はいつも蒸れたような状態になります。

そこに汚れが残ることで不衛星になってしまい、細菌などが増えて皮膚病を起こすことがあります。

 

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毛玉の部位が痛いためワンちゃんのストレスが溜まる

毛玉で皮膚が引っ張られると常に違和感や痛みを覚えるようになり、ワンちゃんにストレスが溜まります。

それによって問題行動を起こすようになることがあるので要注意です。

 

犬の毛玉を防ぐ対策

首輪や胴輪を着けっ放しにすることや、いつも服を着せていることなどで毛玉ができやすくなります。

  • 家の中では首輪を外す
  • 服を着せるのは外出時だけにして家の中では着せない
  • シャンプー前や、散歩など運動をした後にブラッシングをする

これだけの対策でかなり毛玉を防ぐことができるでしょう。

 

犬の毛玉をほぐすブラッシングのやり方

毛玉を取ろうといきなり力を入れてブラッシングをすると皮膚が引っ張られて痛がり嫌がるので、毛玉の表面からやさしく少しずつ解いていくことが大切です。

またいきなり長い時間のブラッシングは嫌がるので、初めはほめながら短時間で済ませてオヤツをごほうとしてあげるとよいでしょう。

次の順番でゆっくりやさしく毛並みに沿うようにブラッシングしてあげましょう。

  1. 背中から腰にかけて
  2. 胴体の左右
  3. 首から胸にかけて
  4. 仰向けにしてお腹
  5. 頭を全体的に
  6. 足先と耳

使うブラシは毛の長さに合ったものを選びましょう。

長毛にはピンブラシやコーム、短毛には獣毛ブラシやラバーブラシがおすすめです。

また、スリッカーブラシは毛並みに関係なく使えます。

なお、ブラッシングで毛玉が取れない場合はハサミでカットしてもよいですが、皮膚を傷つける心配があるのでトリミングサロンなどで毛を刈ってもらうことをおすすめします。

 

犬の毛玉を放置しても大丈夫なの?対策やほぐし方をご紹介・まとめ

毛玉を放置することは愛犬にとってよくない、ということをおわかりいただけたでしょうか?

毎日忙しいなかでブラッシングをしてあげることは大変な労力だろうと思います。

しかし、毛玉が出来てしまうと犬が皮膚病などにかかってしまう恐れがあるのです。

愛犬に話しかけながらやさしくブラッシングをしてあげることで病気を防ぐだけでなく、コミュニケーションが取れてよい関係を作ることにもつながるでしょう。

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