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三朝温泉斉木別館　鳥取県　ペットと泊まれる宿

山陰鳥取の美しい山並みに囲まれた小さな温泉街に静かにたたずむ犬と泊れる宿です。

四季折々の彩を魅せる敷地内の日本庭園を眺めながら浸かる温泉は国内屈指のラジウム温泉で、その効能から「三度朝を迎えると元気になる」とされて温泉名の由来となりました。

また、宿の厨房で腕を振るう森枝料理長は「ひょうごの匠」の資格を持っていて、かつて人気番組だった“料理の鉄人”に出演したほどの凄腕料理人なのです。

その料理長が厳選した山陰の季節の食材を使った会席料理を味わえるのもこの

宿の評価が高いポイントのひとつです。

ワンちゃんと一緒に泊まれるお部屋は２室のみですが、ぜひ一度泊まってみてはいかがでしょう。

ペットと泊まれる施設

犬と泊まれる宿 お食事

夕食はレストラン「青雲」または食事処「四季亭」のどちらかで２部制（18:00～、19:00）になっていて予約時に希望の時間を伝えます。

大人数の宴会に対応できる最大130名収容の宴会場もあります。

調理長が腕によりをかけた、山陰の海の幸や山の幸を揃えた会席料理のお品書きはその日の仕入れによって替わります。

その料理の素晴らしさは味の良さだけでなく見た目の美しさにもあります。

「料理は目で食べる」との言葉のように、こちらの料理の色合いや盛り付けは見とれるほどに美しく、それだけでお腹いっぱいになりそうなほどです。

そして料理に合わせるお酒は地酒を中心に豊富な品揃えが自慢で、どれを選べば良いのか迷ってしまいます。

その中でのおすすめは地元三朝にある藤井酒造さんの「白狼古酒原酒」という古酒です。

この古酒の1996年物が、2010年にロンドンで開催されたIWC（インターナショナル・ワイン・チャレンジ）で金賞を取ったほどで、いまではこの1996年物はもう売られてないそうですが他の年の古酒を味わうことができますよ。

フレッシュな新酒もフルーティーで美味しいものですが、古酒はウィスキーや紹興酒を思わせる熟成された琥珀色の味わいは鉄人料理の味をまた一段と高めてくれるのです。

会席の最後に出されるご飯は地元の「三朝米こしひかり釜めし」です。

これがふっくら炊き上がっていて、ほんのりついているおコゲが香ばしくていくらでもお代わりできてしまいます。

なお、会席コースには別料金で単品料理を追加することもできて、旬の日本海の地魚の煮つけや和牛の石焼などが用意されています。

さて、冬の山陰といえば、そう、あの食材を思い浮かべる方は多いと思います。

その日本海の冬の味覚、ズワイガニの焼きガニも追加で注文することができますよ。

もちろんこの季節のお品書きにはズワイガニ料理が含まれていますが、せっかく山陰に来たのだからこの機会にもっと食べておきたい、と思われるならぜひ味わってくださいね。

そして翌朝の朝食のお品書きもこれまた食欲をそそられる品々でして、思わず朝からお酒を頼みたくなってしまうのです。

犬と泊まれる宿 温泉

料理と並ぶこちらのお宿のアピールポイントは湯量豊富な天然ラドン温泉です。

大浴場は殿の湯、姫の湯ともに露天風呂付きのお風呂が２つありますが、時間によって入れ替えとなりますのでご注意ください。

殿の湯は11:00～25:00は男湯、5:00～10:00は女湯となり、姫の湯が11:00～25:00は女湯、5:00～10:00は男湯になるのですが、ちょっとややこしいですね。

どちらの露天風呂も中庭の日本庭園に面していて風情たっぷりでいつまでも入っていたくなるお風呂です。

大浴場にはブラシ・ドライヤー・綿棒・カミソリ・コットン・化粧品・ボディソープ・シャンプー・リンスが常備されています。

そのほかに貸し切りに出来る露天風呂「満天の湯」があります。

45分単位の貸し切りで有料ではありますが、ほかの宿泊客に気兼ねせず入浴できます。

ただ、こちらのお湯は温泉ではなく真湯ですのでご承知おきください。

温泉の泉質は「単純弱放射能温泉」（ラドン温泉）です。

こちらの温泉の効能は温泉に一般的な神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、関節のこわばり、痔、冷え性、疲労回復などに加えて痛風、動脈硬化、高血圧症、慢性胆嚢炎、胆石症、慢性皮膚病、慢性婦人病があります。

日本においては中国地方に高濃度のラドン温泉が多いのですが、その中でも三朝温泉は特にラドン含有量が高濃度で、世界有数のラドン温泉とされています。

犬と泊まれる宿 お部屋

旅館全体では洋室５室、和室６２室、和洋室１室、犬と泊まれる部屋２室で全70室です。

贅沢なお部屋には露天風呂付客室が１室と応接室付きの貴賓室が１室ありますが、そのほかのお部屋も日本情緒たっぷりで広めのお部屋でゆったり過ごすことができます。

部屋の備品はテレビ、冷蔵庫、エアコン、暖房、ウォシュレット付きトイレ、バス、洗面台、ドライヤーが完備されていて、アメニティーは丹前、バスタオル、フェイスタオル、歯ブラシセット、ハンドソープが常備されています。

浴衣は選べるシステムになっていて、チェックインの時にフロント横にある浴衣コーナーで好きな色のものを選ぶことができますよ。

ワンちゃんと泊まることができるお部屋は２室あり、その造りはメゾネットタイプになっていて離れのような雰囲気があります（２室とも禁煙です）。

１階は12畳の和室で、２階に10畳の寝室がありツインのベッドが置かれています。

ワンちゃんは１階でならリードなしで過ごしてもらってかまいませんが、２階の寝室部分には上がれません。

室内にはサークルケージがありますので飼い主さんが食事や温泉に行く時には、ワンちゃんはそこに入っていてもらうことになります。

そのほかにワンちゃん用設備として食器とトイレが用意されています。

この部屋に泊まることができるワンちゃんは室内飼育の小型犬（体重4.5kgまで）です。

また狂犬病や５種以上のワクチンの予防接種を受けていることが必要で、１年以内の接種証明書のコピーを持参するのを忘れないようにしてくださいね。

またトイレのしつけや無駄吠えをしないしつけができていることも大切です。

料理が美味しい旅館ですが、残念ながらワンちゃんのご飯はありません。

いつも食べ慣れているドッグフードを忘れないで持参してくださいね。

またワンちゃん用の食器が部屋にありますが、これもいつも使い慣れたものが有れば良いでしょう。

ほかにも敷物や毛布などの寝具、可能ならケージやトイレなども使い慣れたものがあれば知らない場所で不安なワンちゃんが落ち着きますので持参してあげてくださいね。

トイレのしつけができていたとしても不安でしたら、オムツやマナーベルトを用意しておいて着用しておけば安心です。

抜け毛については粘着テープを持参しておいてチェックアウトの際にキレイに取りのぞいておくと良いですし、室内で何か着せておけば少しは防ぐことができますよ。

犬と泊まれる宿で注意すること

・宿泊の２，３日前にはシャンプーをしてキレイにしておきましょう。
・旅館内でワンちゃんと一緒に過ごせるのはお部屋の中だけです。
・旅館内のワンちゃんの移動は身体や顔が出ないキャリーバッグで運びましょう。
・もしお部屋の中で粗相をしたら、キレイに処理してスタッフに伝えましょう。
・内装や調度品を傷つけてしまった時もスタッフに伝えることをお忘れなく。

犬と泊まれる宿 そのほかの施設など

・飲み足りない方にはナイトラウンジがあります。
・梅酒バーでは全国の梅酒を味わうことができますよ。
・ティーラウンジ「花車」では日本庭園を眺めながらくつろぐことができます。
・「旅と温泉の選書ライブラリ」にはガイドブックや旅エッセイなどが揃っています。
・全館で無料Wi－Fiが使えます。
・卓球、マッサージチェア、囲碁、将棋、麻雀は無料です。
・有料サービスとしてカラオケ（サロン、ルーム）、エステ、会議室があります。

犬と泊まれる宿 周辺の観光情報

三朝温泉の昔ながらの温泉街があり、けっこうな数のお店が並んでいます。

旅館からの散策や飲み歩きを楽しんでください。

温泉街を流れる三徳川には雰囲気のある「恋谷橋」や「三朝橋」などがかけられていて、ワンちゃんの散歩コースにちょうど良いでしょう。

また、川沿いには足湯や河原風呂などが無料で利用できますので、それらを梯子してみるのも面白いですね。

旅館から少し足を伸ばせば、パワースポットとして国指定の重要文化財・国宝の「三徳山三佛寺」があります。

そして鳥取といえば砂丘と梨。

「鳥取砂丘」までは車で1時間、「鳥取二十世紀梨記念館（なしっこ館）」は15分ほどです。

犬と泊まれる宿 まとめ

スタッフの応対が丁寧で気持ち良く、建物が古めでも掃除が行き届いていて全体に清潔なのも好感度が高い老舗温泉旅館です。

日本庭園は夜にライトアップされますが、時間を忘れてしまうほどの美しさです。

一緒に泊まることができるのが小型犬のみなのが残念ですが、将来的には大型犬にも対応してもらえたら良いですね。