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温泉が有名でペットと泊まれる宿 8選 東北編

祭畤温泉かみくら 岩手県

岩手県の秋田、宮城県境に近い山の中にある祭畤（まつるべ）山は神の降り立つ山とされる神聖な山。

その祭畤の原生林に囲まれ神の隠し湯とされる祭畤温泉にあるこの宿はペットと泊まれる温泉宿です。

自家源泉から豊富に湧く源泉はカルシウム・ナトリウム－硫酸塩泉でやわらかく肌にやさしいことから美肌の湯、美人の湯と呼ばれています。

効能としてはおもに神経痛、冷え性、腰痛、関節痛、打ち身、動脈硬化などに効果があるとされていますが、肌にやさしい泉質から女性や子供さん、お年寄りに適した温泉といわれています。

ガラス張りで明るく青森ヒバや檜がふんだんに使われている男女入れ替え制の大浴場「祭りの湯」と露天風呂にはこの源泉が100%掛け流されていて朝6時～24時まで入浴できますが、露天風呂は冬季（11月～４月末ごろまで）積雪のためお休みとなります。

また広くキレイな脱衣所には入浴後のひと休みのためのお休み処が併設されています。

五の宮の湯　五の宮温泉

八幡平温泉郷とは八幡平のふもとにある秋田県と岩手県にまたがる複数の温泉地の総称です。

その中の一つ、秋田県側の鹿角市にある五の宮温泉にこのペットと泊まれる温泉の宿があります。

こちらは大型犬も室内で泊まれて添い寝もできるので飼い主さんには嬉しいお宿ですね。

五の宮温泉の泉質は無色透明なアルカリ性単純温泉で、少しヌルヌルした感触ですが肌にやわらかく湯上り後には肌がツルツルになりますよ。

このお湯にはそのほかにも効能がありますが、特に神経痛、関節痛、筋肉痛、五十肩、冷え性に効くと評判です。

こちらの宿には大浴場と檜の内風呂に併設されている露天風呂の３つのお風呂があります。

大浴場は源泉掛け流し、檜風呂と露天風呂は半循環で、季節によっては積雪などで露天風呂に入れないことがあります。

なお、冬季は脱衣場に床暖房が入るのですが、寒い時期に足元が暖かいのは嬉しい配慮ですね。

こちらのお宿の特徴は「岩石浴」が楽しめることにあります。

「岩石浴」とは今はやりの岩盤浴の元祖のようなものですが、岩盤浴では天然鉱石（砂・プランクトン・生物の死骸・火山灰など）を使いますが「岩石浴」では地上に噴冷え固まってできた溶岩が使われます。

この溶岩からはより多くのマイナスイオンが発生し、岩盤浴よりも遠赤外線の放射が多く短時間で身体が温まるのです。

たくさんの汗をかくことで新陳代謝が高まりますのでこちらにお泊りの際にはぜひお試しください。

美味しい料理と美肌の温泉 たんぽぽ

宮城蔵王の烏帽子岳山麓遠刈田温泉にあって料理自慢でペットと泊まれる温泉があるペンションです。

オーナーの山形の実家で作られた美味しいご飯と、83本もの源泉を持つ遠刈田温泉の豊富な源泉100%掛け流しのお風呂で日頃の疲れを吹き飛ばしてしまいましょう。

小さなペンションなのでお風呂はジャグジーが付いている内風呂一つのみで、貸し切りにすることもできますのでオーナーに相談してくださいね。

浴室にはシャンプー、リンス、コンディショナーなどが常備されています。

浴槽には柔らかな肌ざわりの源泉が掛け流されていて、泉質は鉄分混合の弱アルカリ硫化水素塩泉でお肌がツルツルになる「美肌の湯」といわれています。

たくさん挙げられている効能の中では特に、疲労回復、アトピー性皮膚炎などの慢性皮膚病、神経痛や筋肉痛、腰痛、動脈硬化症、切り傷、火傷などに効果があるとされています。

蔵王つららぎの宿　花ゆらん

山形県の蔵王温泉にあるペットと泊まれる温泉宿は高台にあって、蔵王の自然や温泉街などを眺めながら愛犬と過ごすことができるお宿です。

こちらのお風呂は24時間入浴可能な源泉掛け流しの男女別の内風呂ですが、広い窓があって窓越しに高台からの眺めを楽しみながら露天風呂に入っているかのような気分で入浴することができますよ。

また、洗い場の床がなんと畳敷きになっていて素足にやさしい浴室なのが嬉しい特徴です。

シャンプー、コンディショナーなど売れ筋商品を7種類以上常備していますので、もし気になるものがあったらこの機会に試してみると良いでしょう。

蔵王温泉の始まりはおよそ1,900年前にさかのぼるとされるほどの歴史があり、日本の温泉地の中でも知らない人がいないほどの知名度があります。

温泉の証といわれる「湯の花」が目立つ蔵王温泉の泉質は酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉で、強酸性のため特に皮膚病に高い効果があるとされているほか肌を白くする作用があることから「姫の湯」とも呼ばれることがあります。

効能としては、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、神経症、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進などが挙げられています。

河鹿荘

山形県南の米沢市にあり1,200年の歴史をほこる小野川温泉にあるペットと泊まれる温泉宿です。

小野川温泉の名前の由来は日本美人の象徴とされる「小野小町」にあります。

1200年ほど前、小町は父を慕って京都から旅をしてこの地で病に倒れますが、この温泉で病が癒え、しかも絶世の美人に生まれ変わったという伝説が残されています。

また米沢生まれの伊達政宗や関ケ原後にこの地を治めた上杉家の上杉鷹山などからも愛された温泉です。

この旅館のお風呂は全て源泉100%掛け流しで、大浴場が２つ、タイル張りの床で円形の浴槽で屋根付きの露天風呂が付いた「せせらぎ」と天井が高く大きなガラス窓から庭の風景が見える「あさぎり」があり、男女が時間制で交代となって24時間入浴することができます（それぞれ清掃時間中は家族風呂が替わりに入浴できます）。

「あさぎり」には湯温が違う「あつ湯」と「ぬる湯」を楽しむことができます。

さらに貸し切りで大人7人まで入ることができる家族風呂があり、家族やカップルで気兼ねせずに入浴することができます。

そのほかには足湯小屋で足湯を楽しめて、併設の飲泉処では胃腸に良いとされる源泉を飲むこともできますよ。

小野川温泉の泉質は含硫黄（ナトリウム・カルシウム）食化物泉で、このお湯は放射線を発する「ラジウム」を多く含んでいて微弱な放射線が神経痛などに効果を発揮するとされています。

また、硫黄温泉でもあることから美肌効果も期待できますよ。

丹泉ホテル 山形県 赤湯温泉

山形県では山形新幹線沿線に温泉が点在していますが、その中でも開湯900年以上の歴史がある南陽市の赤湯温泉のこのホテルは、ペットと泊まれる温泉がある宿です。

客室に温泉内風呂が付いているお部屋でも愛犬と泊まることができます（お風呂には入れないこと）。

男女交替制の大浴場が２つあり、古代ローマをイメージして大理石造りで円形の浴槽がある「浪漫（ローマ）風呂」と檜の香りとぬくもりを感じる「古代檜風呂」です。

そしてこれら大浴場に併設されている２つの露天風呂「玄武」と「朱雀」はどちらも岩風呂風です。

また、プライベートで楽しめる貸し切り家族風呂があり、45分単位で予約することができます。

泉質は弱アルカリ性の硫黄の匂いがかすかにするナトリウム・カルシウム塩化物泉で肌にやさしく乳幼児でも安心して入れるほどで温泉負けしてしまう方でも安心ですよ。

効能はおもに関節痛、筋肉痛などのほか、ストレス改善にも良いとされています。

福島県 東山温泉 庄助の宿 「 瀧の湯 」

会津若松の奥座敷として開湯1,300年をほこる名湯東山温泉の中で創業130年の老舗として古いながらも和モダンを感じる渓流沿いにたたずむペットと泊まれる温泉宿です。

このお宿の下を流れる湯川渓流には名所「伏見ヶ滝」があり、11か所ある全ての浴室からこの滝を眺めながら入浴することができるという贅沢さなのです。

露天風呂が２つ、館内大浴場が２つ、貸し切り温泉が６つに足湯と、どれに入ろうか迷ってしまいます。

ところで会津と言えば民謡「会津磐梯山」に登場する「朝寝朝酒朝湯が大好きでそれで寝床潰した」小原庄助さんが有名ですが、このお宿の名になっているだけでなく浴室の名前にも使われているのです。

いずれのお風呂も源泉100%掛け流しで、泉質はカルシウム・ナトリウム－硫酸塩化物泉（弱アルカリ ph8.64 低張性 高温泉）で、使用している源泉は５つあります。

主な効能はリウマチ性疾患、運動器障害、創傷、慢性皮膚疾患、虚弱児童、慢性婦人科疾患、更年期障害、動脈硬化症、通風および高尿酸血症、痔症です。

花月ハイランドホテル 福島県

福島県の高湯温泉は今から400年前に発見された温泉で古くから名湯として名高い温泉です。

高所にある高湯温泉の中でも標高800mの高台にあるこのホテルからは吾妻連峰や安達太良山を眺望でき、眼下には福島市内の信夫山や夜景を一望できるペットと泊まれる温泉宿です。

こちらの乳白色の源泉の泉質は強酸性の含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩温泉（硫化水素型）で、草津温泉にも匹敵するといわれる硫黄泉です。

そのため皮膚病への効果が良く、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、皮膚乾燥症、表皮化膿症、耐糖能異常（糖尿病）、末梢循環障害、冷え症、切り傷、うつ状態など効能が認められているほか、肩こりや冷え性などにも効能がありますよ。

なお、この高湯温泉は平成22年6月1日「源泉掛け流し宣言」をしており、このホテルも例外なく加水加温せず、もちろんろ過循環もせずに源泉を100%掛け流しています。