もくじ
大好きなペットと一緒に宿に泊まるのは、ペットにとっても飼い主さんにとっても特別な楽しい思い出となります。
でもペットと宿泊するときのマナーを守らないと、せっかくの楽しい思い出が台無しになってしまうかもしれません。
ペットも飼い主さんもしっかりとマナーを守って、安全に楽しく旅行しましょう!
今回は旅行前に確認しておきたいマナーについて詳しくご紹介したいと思います。
1、ペットの健康状態をチェックする
ペットと泊まれる宿には、もちろん自分の愛犬・愛猫以外のペットたちも大集合します。飼い主さん同士で話が盛り上がったり、犬や猫同士で遊ばせてあげたりと他の方のペットと接する機会が多くなります。
そのため、自分のペットの健康管理をしっかりと行っていないと、他のペットに病気をうつしてしまったり、逆に病気をもらったりしてしまい危険です。
他の人への気遣いを表わすマナーとして、愛犬・愛猫の健康チェックをしてから宿に行くようにしましょう。健康チェック項目として以下の点を確認する事が出来ます。
〈健康チェック項目〉
- 耳・・・ニオイ・汚れ・傷口はありませんか?耳をかゆがっていませんか?
- 目・・・目ヤニ・涙はないでしょうか?目をしょぼしょぼさせたり、かゆがったり、充血していないでしょうか?
- 口・・・ニオイ・歯垢はないですか?歯茎は赤くないですか?
- 体・・・お腹は膨らんでいないですか?しこりのようなものは無いですか?触ると痛がったり、かゆがったりする部分はないですか?
- 全体・・・食欲はありますか?下痢や軟便はしていないですか?痙攣やぐったりした様子は見られないでしょうか?
ワクチンや予防接種
病気をうつしたり、もらったりしないために、ワクチンや予防接種をしておくことは大切です。宿によっては狂犬病やワクチンなどの証明書の提示を求められる場所もあり、マナーとして常識となっています。
他の宿泊客も安心して宿を利用できるように、愛犬・愛猫の健康管理を飼い主が責任をもって行いましょう。
2、トイレのしつけが出来ている
楽しく旅行に行っても、ペットがトイレを失敗してしまったらテンションが下がってしまいますよね。
ワンちゃん・ネコちゃんは自由に動き回るので、他の飼い主さんのペットが失敗してしまったトイレの上を平気で通ってしまったりと周りの飼い主さんから見ても迷惑な行為となってしまいます。なので、出来るだけトイレを確実に失敗しないようにしつけておくのは賢明です。
まだペットを飼って間もない方、トイレのしつけが出来ていない方は是非以下の「 愛犬のトイレのしつけ方 」を参考にしてみてくださいね。
愛犬のトイレのしつけ方
飼って間もないころは、愛犬の様子をよく観察して、「 そろそろトイレをしそう 」という気配に気が付いたら素早くトイレシーツの上に移動させてあげます。
そして、トイレシーツの上で排泄が上手に出来たら、思いっきり褒めてあげてご褒美をあげましょう。
これを繰り返す事で、徐々に「 トイレシーツの上で排泄をすれば褒められる 」という認識を愛犬にもってもらうことが出来ます。
愛犬のトイレのしつけで一番やってはいけないことは、怒ることです。
トイレが失敗した時に怒ってしまうと、犬は「 トイレシーツの上でしなかったから怒られた 」ではなくて、「 排泄自体がいけないこと 」と勘違いしてしまい、飼い主が見ている場所ではなかなか排泄が行えないという事態になりかねません。辛抱強くトイレが失敗しないようになるまで、助けてあげましょう。
3、吠えないようにする
ワンちゃんは見知らぬ人を見たり、慣れない場所に行ったりすると警戒して吠えてしまうことがよくあります。
でも、公共の場で大声で吠えられたら飼い主どうしの話が聞こえなかったり、耳がキーンとしたり迷惑ですよね。
ワンちゃんの無駄吠えを無くすことは可能です。だからこそ、周りの方に迷惑ならないように前もってしつけをしておくことは大切です。
無駄吠えを無くす方法
犬が鳴く時、まず原因を探るようにしましょう。飼い主に構ってほしくて吠えている場合や、家のチャイムが鳴って警戒して吠えている場合など原因はいろいろと考えられます。
子犬の時期は飼い主と遊びたい、散歩に行きたいという欲求によって吠える場合が多く、その鳴き声に伴って飼い主がペットの思い通りに行動していると、「 吠えたら来てくれる 」というイメージを与えてしまい、無駄吠えが多くなります。
一方で、無駄吠えを無くそうと過度のしつけを行なってしまうと、警戒心が大きくなってしまい警戒吠えが多くなってしまうので注意が必要です。
無駄吠えを無くすには、愛犬が吠えても世話を焼き過ぎないことが出来ます。
4、宿泊前にシャンプーをする
他の飼い主さんのペットと接触することになるので、ノミやダニがいる場合、他のワンちゃん・ネコちゃんにうつさないように旅行前にシャンプーをしておくことが出来ます。
「 最近愛犬・愛猫が常にかゆがっているな・・・ 」と感じられたら、ノミやダニがいる可能性が高いので、病院で受診したり、市販のノミ・ダニ対策商品を利用したりと工夫する事が出来ます。
逆に、他のワンちゃん・ネコちゃんからノミ・ダニを対策するためにも、よく自分のペットの行動を観察して見守ってあげる事が大切です。
5、ベットの上に乗せない
宿によってはベッドカバーや敷物持参でベッドの上にペットが乗っても大丈夫という場所もありますが、基本的にベッドの上にペットを載せるのは禁止です。
また、飼い主が目を離したすきにペットが勝手にベッドの上に乗っていたということも無いようによく気を付ける必要があります。
ベッドシーツを交換してくださる清掃員の方が出来るだけ楽に掃除できるよう、また部屋をキレイな状態で空けるようにすることでスタッフへの感謝を表わせます。
6、フンを持ち帰る
ペットのフンは宿泊する宿の規則に従って処理するようにしましょう。
「 フンは持ち帰りましょう 」と言われる場合や、宿に所定のフンのゴミ捨て場が設置されている場合など色々ですが、宿泊前に必ず注意事項を良く聞き、守る必要があります。
指定されている場所とは違うところにフンを捨ててしまうと、衛生的にも良くありませんし、ニオイも周りに出て他の利用客の迷惑となってしまいます。
7、ブラッシング後の毛の掃除を忘れずに
毎日行うワンちゃんのブラッシング。客室で行なってしまうとどうしても毛が周りに散乱してしまいます。出来る限り周りに飛び散った毛をキレイに取り除き、綺麗な状態で宿を後にするようにしましょう。
また、旅行前にもブラッシングをあらかじめ行っておくことで、宿で毛が抜けて汚してしまうのを最小限に抑える事が出来ます。
その他覚えておくと役立つマナー
- 食堂ではペットは足元に座らせる
- 人間の食べ物は絶対に与えない
- 客室のバスルームもペット立ち入り禁止
- 客室の玄関でペットの足を拭く
- ペットのトイレの失敗や物を壊してしまった時は、必ずスタッフに申告
まとめ
今回はペットと泊まれる宿に宿泊するとき、覚えておきたい基本的なマナーについてご紹介する事が出来ました。
宿の利用者全員が気持ちよく快適に過ごす事が出来るよう、一人一人がマナーを守る事は本当に大切です。
周りの人への配慮を忘れず、マナーをしっかり守る事で、ペットとより楽しい思い出を作る事が出来ます。